熊でもわかるFX入門 トレードスタイルとは

FX入門

何かをするときは自分に合った方法、スタイルでやるほうがいい結果が出ますよね。

例えば、足の速い人がサッカーやるならサイド際を駆け上がって攻めたり、速攻のカウンターを仕掛けたりとか、パワータイプで打たれ強いボクサーならインファイトでゴリゴリやってみたりとか。

自分の特性や能力、性格などに合った手法を取ったほうがFXでもいい結果が出やすいです。

今回はそんなお話です。

FXのトレードスタイルとは

FXのトレードスタイルは主にポジションの保有期間で分かれています。短期売買や長期投資などの言葉を聞いたことがあると思いますが、それがトレードスタイルと呼ばれるものです。

おおまかに分けるとFXでは以下のトレードスタイルがあります。

  • スキャルピング
  • デイトレード
  • スイングトレード
  • ポジショントレード

上から順番にポジション保有期間が長くなっていきます。

それでは一つずつ見ていきましょう。

スキャルピング

スキャルピングは数秒~数分間で取引を行う超短期のトレードスタイルです。

短いスパンで取引を何度も行っていき、小さな利益を積み上げていきます。

簡単な目安として、スキャルピングをメインに活動している専業トレーダーは1日に数十から数百回の取引を行っていると聞きます。

トレード手法としては、チャートの1分足を見て、今動くというタイミングでエントリーし、動いたらすぐに利確して数pips~10pips程度の利益を得るといったイメージです。

次の図は1分足のチャートでのスキャルピングのイメージ図です。下落のタイミングで売り注文を仕掛けると左は1分間、右は3分間程度で取引が完了していますね。

スキャルピングは短時間で取引するため時間のない方でもできる点が魅力ですが、安定して利益を出すのは難易度が高いです。

そのため、ある程度の裁量スキルが備わってきてから自分のトレードスタイルに取り入れることを考えるという方が王道かと思います。

また、スキャルピングを禁止しているFX会社も多く、場合によっては口座凍結される可能性もあるので注意が必要です。スキャルピングをしたい場合はスキャルピングを認めているFX会社を選ぶ必要があります。

加えて、取引回数が多くなるため、できるだけスプレッドの低いFX会社を利用することが大前提となってきます。

デイトレード

デイトレードは数十分~1日以内で取引を行う短期のトレードスタイルです。

その名の通り、その日のうちに取引を終わらせるトレードスタイルですね。

簡単な目安として、デイトレードをメインに活動している専業トレーダーは1日に0~3回程度の取引を行っていると聞きます。取引を行わない日もあるということですね。

チャートは5分足~30分足あたりを見て取引を行うことが多いです。1回の取引で狙う利幅としては、20~50pipsくらいが目安となります。

デイトレードは長期間ポジションを保有しないことで大きなリスクを抱えない点が大きなメリットです。何より毎日0から新しい気持ちでスタートできるのが魅力ですね。

利用するFX会社としては、デイトレードでもスプレッドが狭いFX会社を選ぶ方が良いです。

スキャルピングと比べるとそこまで大きな負担になるということはないですが、デイトレードも長くやっていくとそれなりの取引回数になります。

スイングトレード

スイングトレードは、数日から数週間ほどポジションを保有して取引を行う中期的なトレードスタイルです。

チャートは1時間足から日足あたりを見て中長期的なトレンドを狙った取引を行っていきます。

スキャルピングやデイトレードと比べて、ポジション保有期間が長くなりますので狙える利幅も大きくなり100pips以上の利益を狙うことも可能です。

ただし、逆に動いたときの損失も大きくなりますので、レバレッジは低めに設定すべきです。3倍程度以下に抑えるのが良いかと思います。

また、日を跨ぎますのでスワップポイントの損益が加わってきます。スワップポイントも積み上げると馬鹿にならないですので、スワップポイントを多くもらえるFX会社を選ぶとよいと思います。

スイングトレードの場合、取引回数は少なくなりますのでスプレッドはそこまで考えなくていいと思います。

スイングトレードの利点としては、じっくり分析をしてエントリーしたら結果が出るまで割と放置できますので、チャートに張り付いていなくてもよいということですね。

ポジショントレード

ポジショントレードは数か月から数年間ほどポジションを保有して取引を行う、いわゆる「長期運用」と言われるトレードスタイルです。

チャートは週足から月足あたりを見て長期的なトレンドを狙った取引を行っていきます。

また、長期間の運用になればなるほど、ファンダメンタル分析が大きなウェイトを占めてきますので、ポジショントレードを行う場合は世界各国の情報を収集して、それを加味した判断が求められます。

ポジショントレードでは、差益取引としては100pips~1000pipsを狙い、スワップポイントとの合わせ技で大きな利益を狙うのが目標になります。

もはやスプレッドはどうでも良いレベルですので、スワップポイントを多くもらえるFX会社を選ぶ必要があります。

ただし、ポジショントレードはFX初心者がいきなり行うには敷居が高いかと思います。FXに慣れてきて、資産が余っていて、寝かしておくのがもったいないと思ってからでいいと思います。

トレードスタイルはどうやって決めるの?

ここまでに解説した中でこれがいいというものがあったかもしれませんが、FX初心者の方はデイトレードから始めることをおすすめします。

これは次のような理由からです。

  • その日のうちに取引が終わるので、大きなリスクを抱える心配が無い。気になって眠れないとかもない。
  • スキャルピングでは培われづらいトレンド判断スキルが育ちやすい。
  • スイングトレードやポジショントレードと比べて、程よく回数をこなせるため、経験を得られやすい。
  • スワップポイントを気にしなくていいので、通貨ペアを好きに選べる。

デイトレードをやっていくうちに自分の性格などから適性が見えてくると思いますので、

 ・もっとスピーディに取引する方が合っていそうならスキャルピング

 ・もっと長い目で見るのが合っていそうならスイングトレード

に移行してみるのが良い流れかと思います。

もしスイングトレードよりさらに長く見るほうが合っていると感じたらポジショントレードに移行してみる感じですね。

最後に、大事な考え方ですが、「いくらいくら利益を出したいからこのトレードスタイルでやっていく」という判断はよくないです。あくまでも自分に合っているトレードスタイルで取引していった結果、利益が出たというのが正しい流れとなります。

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