熊でもわかるFX入門 FXのリスクとは?

FX入門

FXに限らず何を行う時でもリスクを想定するというのは大切です。

想定されるリスクから対策をあらかじめ練っておくことで、リスクを回避したり軽減して最小化できたりします。

一般に、企業で仕事ができる人というのはリスクコントロールの概念がしっかり身についていて、リスクへの嗅覚が鋭かったりします。

どんなにできる人でも何らかのミスは犯してしまうものです。でもできる人というのはリスクを想定しているためリカバリーも早く、そのミスがもともとなかったように見えたり、かなり小さなものにしてしまうのです。また、あらかじめ想定するため、そもそもミスの発生する元凶をなくしてしまったりもできます。

さて、脱線しましたが、FXのリスクをコントロールするためにまずはどんなリスクがあるか学んでおきましょう。

FXにリスクはあるの?

はい。当然あります。

単純に取引で損失が出てしまうようなものも多いですが、もっと全然関係ないようなものもいろいろあります。

ざっと挙げるとFXには次のようなリスクがあります。

  • 為替変動リスク
  • レバレッジリスク
  • 流動性リスク
  • 金利変動リスク
  • 信用リスク
  • 電子取引リスク

FXのリスクと対処策

どうしてもリスクはあるものの、対処を学べば回避できたり軽減できたりします。完全に0にするのは難しかったりするのですが、リターンと合わせて考えてうまく付き合っていきましょう。

では、それぞれ見ていきましょう。

為替変動リスク

これはわかりやすいと思いますが、FXでは24時間常に為替の価格が変動しています。それにより利益を得ることはできますが、逆に損失が発生することもあります。

思わぬ方向に大きく動くということもありますので、あらかじめそういった場面も想定しておく必要があります。

対処策

取引の前にどこまで損失が出た場合は諦めるという基準を設けておくのが一番の対処になると思います。「損切り」と言われるもので、自分の想定が外れた場合には大きなケガを負う前に撤退するという決断が非常に大切です。

どんなにすごい人でも損切りせずにFXで利益を上げ続けるということはできません。これができるかどうかでFXの世界での生存率が大きく変わってきます。

なお、逆指値決済という損切に使える決済方法がありますので、活用していくとよいと思います。

レバレッジリスク

これもわかりやすいと思いますが、レバレッジを掛ければ、利益も「倍率に応じて」大きくなります。一方、損失が出たときにも「倍率に応じて」損失額が大きくなるので注意が必要です。

大きなリターンを求めたくなるのは分かりますが、簡単にロスカットが発生してしまうような状態では取引しないことをおすすめします。

対処策

レバレッジは自分で調整できますので、自分の取引スタイルに合わせて無理のない倍率を選びましょう。

ちなみに、取引の期間が長くなればなるほどレバレッジは下げる必要があります。取引期間が長いと価格の変動幅も大きくなるからですね。

流動性リスク

通貨の流通量が多く、売買がしやすい状態を「流動性が高い」と言います。

流動性が高い場合は特に問題ありませんが、反対に流動性が低い場合は、買おうとしても買えない、売ろうとしても売れないなどの状態になることもあり、また、少しの売買で大きく価格が動く可能性もあります。

対処策

流動性が低い場合は思った通りに取引できない可能性が高まりますので、そういった時間帯やマイナーな通貨は特に理由がないのであればなるべく避けるべきです。

メジャーな通貨であっても主要国の祝日や、NY市場の終了間際、週始めの取引開始時など、主要国におけるマーケットがクローズしている時間帯は流動性が低くなりますので注意が必要です。

金利変動リスク

これは主にスワップポイントに関わるリスクです。

各国の金利は日々が変動する可能性があります。これによってスワップポイントの受払い金額が変動する可能性があります。

これにより、予定よりもらえなくなった、支払いが多くなったということが起こりえます。

対処策

金利というものは、よほど大きな出来事がないとそこまで大きな変動はありませんので、そんなに神経質になるものでもないかもしれませんが、ポジションを保有している国の情報はニュースなどで収集しておくのがよいと思います。

信用リスク

簡単に言うと、FX会社を信用できるかどうかってところですね。

FX会社が倒産して預けていた資金もなくなった。なんてことになったら目も当てられませんからね。

対処策

国内のFX会社では信託保全という仕組みがあるのでたいていは安全です。

信託保全というのは、FX会社が顧客から預かった資金をFX会社の資産とは区分したうえで、信託銀行などに管理を委託し資金を保全する仕組みのことです。

それにより、FX会社が倒産しても資金は返ってきます。ただ、信託保全にも細かく種類があるようなので調べておく必要はあります。

ここで、海外のFX会社を利用するという場合は話が変わりますので、特に注意が必要です。口座開設前にFX会社のことをしっかり調べておきましょう。

電子取引リスク

これはFX会社のシステムを利用して取引しているので、システム障害などが発生した際には、取引ができなかったりします。

また、インターネット環境の状況によっては価格情報の遅配などが発生して、FXユーザーの画面には実際のレートと異なる価格が表示されるなどの可能性もあります。

その他、FXに限った話ではありませんが、サイバー犯罪の被害などにも注意しておく必要があります。

対処策

まずはFX会社のシステムに関する安定性を確認しておきましょう。システムの「稼働率」が高いシステムを持っているFX会社を選ぶのがよいです。国内大手ならほとんど100%に近い稼働率のシステムを持っています。

インターネット環境については、FXユーザー側でもできることはあります。FX取引の際にはあまり古い機器や弱い回線を使わないということですね。

サイバー犯罪については、一般に言われるような対策はしておきましょう。ID・パスワードは自分しかわからないようにする。ウイルス対策ソフトを導入しておくなどですね。

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